全日本ジムカーナ・名阪ラウンドの失格について2025/04/23 09:15

4月20日に名阪スポーツランド(奈良県山辺郡)で開催されたJAF全日本ジムカーナ選手権第2戦に於いてリジットサポートの「河本晃一」選手が車両規則違反で失格となりました。

以下は河本晃一選手本人の状況説明です。

「事実関係をご説明します。
- 第2ヒート出走時に車両に問題なし。
- 前走河本、後走土田が第2ヒートを走行。
- 再車検にて「フロントインナーフェンダーを止めているクリップ3つが脱落し、その一部がタイヤと干渉状態にある」ことが確認された。
- どのタイミングでこの状態となったかは不明:前走で起きたか後走で起きたかは特定できない。
- 河本に対して車両規則違反であると主催者が判定。
- 上記報告を受けた審査委員会が失格と裁定。
- 繰り上がって6位となった土田に対しても再車検を行った上で同様に失格と裁定。」

今回の裁定の規則上の根拠は「2025年全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権統一規則」のP車両の項目に記載されているタイヤ規定「タイヤおよびホイールは、いかなる場合も他の部分と接触しないこと。(ステアリングホイールを右または左に最大に操作した場合であっても、タイヤおよびホイールは、他の部分と接触しないこと) 」になります。

SNS上では流言飛語が多く見られますが、以上が事実関係の全てです。

主催者の判定と審査委員会の裁定はオンルールなので異論はありませんが、今後のコース設定や車両規則に対しての影響は大きいと思います。
この規則を100%遵守させるには車両規則の「サイズアップは幅を最大10mm、ホイール径を最大1インチまで」を廃止して、「純正サイズ(オフセットを含)以外への交換不可」とするか、「フルバンプする様な高い縁石のコース設定をやめる又はライン規制する。」かだと思います。

今後はダートラやジムカーナに於いてバンプによりフェンダーが破損したり、インナーライナーが脱落した車両は問答無用で失格になると思われるので選手として最大限の注意が必要になります。

なお、「インナーライナーやボディに接触痕がある」だけでは当日付いた跡かどうかの判断が出来ないので失格には出来ないと個人的には解釈しています。(他のホイールやタイヤでの練習走行で付いた跡の可能性が否定できないからです。)

タイヤの接触以外での失格は車両重量規定違反との事で、輸入車独特の問題との事です。

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