BRZのサスペンションテスト結果2012/04/25 06:08

昨日、浅間台スポーツランドで行ったBRZのサスペンションテストで、
これからの開発方針が明確になりました。

流石に長年ショック開発を行ってきたアジュールの川村代表の
基本セットアップは初回ながら、かなりのレベルで仕上がっていました。

色々と検討して、ワンオフで新規製作したショックケースが
今回の高いレベルを実現しています。
今回はあえて全長調整式は採用せず、ヘルパースプリング併用式としました。

当面はこのショックを基準にして、適正なスプリングレートを模索します。

予想の通り、サスペンションセッティングに際しては、
ABSとVSCの作動を阻害しない事が非常に重要でした。

また、今回は車高を規定ギリギリ(最低地上高90mm)まで
落した状態でのテストとしましたが、
懸念された様な不具合は発生しませんでしたので、
この車高を基準にセットアップを行います。
(-40mmダウンですが、見た目はごく自然な感になりました。)

ただ、この車高の場合には灯火類の高さ制限に抵触する
車種及びグレードがありますので、注意・対策が必要となります。
(ヘルパー式ですので、車高を上げる方向での調整は可能です。)

BRZの開発日記はこちらです。
http://www.ms-alpha.co.jp/PageBRZ.html

PS:現在、最も気になる不具合は、水温上昇の際に
リザーバータンクのエアー抜き穴からラジエタークーラントが
吹き出してエンジンルームを汚すことです。
今後、何らかの改善を検討して欲しいですね。